平成29年度定期総会の実施報告

神奈川県看護師等養成機関連絡協議会 平成29年度総会開催される

平成29523日(火)神奈川県総合医療福祉会館にて平成29年度総会が開催されました。会員1117名に対して、出席者は71名、委任状の提出は、852名でした。よって協議会会則第16条の規定による総会開催の定足数を満たし開催されました。

1部では、平成28年度の事業報告・決算報告・監査報告後、平成29年度の事業計画と収支予算案が審議され、提案のように可決されました。

会則第8条による平成29年度役員の改選があり、新役員に、副会長には、神奈川県立よこはま看護専門学校 校長の門根道枝氏、横須賀市立看護専門学校 副校長の鈴木和美氏、監事には神奈川衛生学園専門学校 副校長の髙橋明美氏が就任されました。また、教育活動担当理事には、湘南平塚看護専門学校教務主任の藤原瑞穂氏、支部担当理事には、川崎看護専門学校 校長の松永貴美子氏、教員研修担当理事には、藤沢市立看護専門学校教務課課長の冨坂美智子氏、広報理事には、横浜未来看護専門学校 副学校長 北澤伯子が就任しました。

2部では、「地域で育てるきらきら訪問ナース~訪問看護ステーションにおける新卒看護師の育成~」のテーマで、一般社団法人南区医師会訪問看護ステーション 管理者の高砂裕子氏にご講演をいただきました。日本での高齢者施策のために2013年に始まった地域包括ケアシステムの構築に関する情報や訪問看護ステーションの現状や展望についてお話を伺うことができました。また、新卒看護師の訪問看護ステーションへの就職やその後の育成についての研究や活動を行っている「きらきら訪問ナース研究会」の活動報告等と人材育成について貴重なお話を伺うことができました。

今回、高砂氏のお話を聞き、地域包括ケアシステムの構築を担える看護職の人材育成を広げていくことの重要性を理解し、この育成は、地域で暮らす住民が、どのような疾病や障害があっても、過ごしたい人と、過ごしたい場所で時間を共有できることを実現するものであることや、強いては、尊厳の保持、意思決定支援を担う事のできる人材育成であることも理解できました。会場からは、大きな拍手に包まれ、講演会は終了しました。

                        広報担当理事   北澤 伯子